, \}]
文字 に,その\emph{直後}のルビによって掛けられるルビ文字列の最大長
(つまり,\ActIntr{前文字進入許容量})をルビ全角幅単位で指定.
\emph{v0.5以降での変更点}:もし$-a$~($a>0$)を指定した場合は,次のようになる.
\begin{itemize}
\item 実際の\ActIntr{前文字進入許容量}は$a$となる.
\item ただし,文字の直前のルビによって
文字の前のJFMグルーに進入が発生した場合,文字の直後のルビの前進入は発生しない.
\end{itemize}
後者の状況の例を以下に載せる.
\begin{LTXexample}[width=0.25\textwidth, preset=\Large]
\ltjsetparameter{rubypreintrusion={`\【,-1}}
\ruby{鴎}{かもめ}【\ruby{隼}{はやぶさ}
% 「\ruby{鴎}{かもめ}」は,「【」直前のJFMグルーに
% ルビ半角だけ進入している
% →「\ruby{隼}{はやぶさ}」の「【」への進入はない.
\end{LTXexample}
\item[\Param{rubypostintrusion}\ttfamily =\{, \}]
文字に,その\emph{直前}のルビによって掛けられるルビ文字列の最大長
(つまり,\ActIntr{後文字進入許容量})をルビ全角幅単位で指定.
\emph{v0.5以降での変更点}:もし$-a$~($a>0$)を指定した場合は,次のようになる.
\begin{itemize}
\item 実際の\ActIntr{後文字進入許容量}は$a$となる.
\item ただし,文字の直前のルビによってこの文字への実際の\ActIntr{後文字進入}が
発生した場合,文字の直後のJFMグルーにはルビの前進入は発生しない.
\end{itemize}
今回も後者の状況の例を以下に載せる.
\begin{LTXexample}[width=0.25\textwidth, preset=\Large]
\ltjsetparameter{rubypostintrusion={`\】,-1}}
\ruby{鴎}{かもめ}】\ruby{隼}{はやぶさ}\\
\hskip.25\zw 鴎】隼\\% 比較用
% 「\ruby{鴎}{かもめ}」は,「】」にルビ半角だけ進入
% →「\ruby{隼}{はやぶさ}」は「】」直前のJFMグルー
% には進入しない.
\end{LTXexample}
\end{description}
以下の文字は\Param{rubypreintrusion},~\Param{rubypostintrusion}とも初期値は1である:
\begin{quote}
ひらがな(\texttt{U+3040}--\texttt{U+309F}),カタカナ(\texttt{U+30A0}--\texttt{U+30FF}),
仮名補助など(\texttt{U+1B000}--\texttt{U+1B16F}),\\
分離禁止文字
\@for\@tmp:=`\―,`\‥,`\…,`〳,`\〴,`\〵,"2014 \do{\mybox{\@tmp}}
\end{quote}
次に,以下の文字は\Param{rubypreintrusion},~\Param{rubypostintrusion}とも初期値は0.5である:
\begin{quote}
中点類\@for\@tmp:=`\・,`\:,`\; \do{\mybox={\@tmp}}
\end{quote}
また,以下の文字は\Param{rubypreintrusion}のみ初期値は$-1$である:
\begin{itemize}
\item
始め括弧類
\@for\@tmp:=`\‘,`\“,`\〈,`\《,`\「,`\『,`\【,`\〔,`\〖,`\〘,`\〝,`\(,`\[,`\{,`\⦅ \do{\mybox({\@tmp}}\unskip
\item 「文字コード$-1$の文字
\footnote{ここでは段落開始の\ \cs{parindent}分インデントを表す.
通常の\LuaTeX-jaにおける指定では「文字コード$-1$」は文中数式境界を表していることに注意.}」
\end{itemize}
さらに,以下の文字は\Param{rubypostintrusion}のみ初期値は$-1$である:
\begin{itemize}
\item 閉じ括弧類
\@for\@tmp:=`\’,`\”,`\〉,`\》,`\」,`\』,`\】,`\〕,`\〗,`\〙,`\〟,`\),`\],`\},`\⦆ \do{\mybox){\@tmp}}
\item 句読点類\@for\@tmp:=`\、,`\,,`\。,`\. \do{\mybox){\@tmp}}
\end{itemize}
\makeatother
以上で記述されていない\Param{rubypreintrusion},~\Param{rubypostintrusion}の初期値はすべて0である.
\paragraph{\cs{ltjkenten}}
圏点を出力する命令であり,
\begin{quote}
\ttfamily\cs{ltjkenten}[