マジスター ラド:
そうですね。今になって考えてみれば...それはきっと、恐れの為でしょう。私は女神シーレンを崇拝するエルフです。生命の秘密を知りたくて飛び込んだ道が...結局は、神の権威に正面から挑むことになるだろうということを知ったからです。
それ以外にも理由があるとすれば...自分自身が英雄ではなく、時代も英雄を望んでいないと知ったからでしょう。私は魔法の限界が何かを知りたいと思い、魔法の精髄が何であるかを悟ることができました。私はそれで満足しました。もし私がそれ以上を知ろうとしたならば、バイウムやベレスのように破滅の道を歩いていたでしょう。
結局、英雄とは2種類のみ...私は神々が許さぬ道を歩いてまで、英雄になりたいとは思いませんでしたから。
「2種類の英雄?それなら、もう1つの英雄とは...?」