Subversion での分岐の操作
関連項目
IDE の Subversion サポートにより、次のことを行うことができます。
分岐に対する作業の詳細は、次の Subversion のマニュアルを参照してください。
分岐のチェックアウト
すでに存在する分岐フォルダ上のファイルを編集する場合は、分岐をチェックアウトすることによって、その分岐のすべてのファイルをローカルの作業用ディレクトリにコピーできます。ただし、分岐のチェックアウト先として、新しいローカル作業用ディレクトリを作成する必要があります。
ローカルの作業用ディレクトリに分岐をチェックアウトする
- メインメニューから「バージョン管理」>「Subversion」>「チェックアウト」を選択します。Subversion の「チェックアウト」ウィザードが開きます。
- ウィザードの最初のパネルで、接続プロトコルとリポジトリの場所を含む URL を入力します。選択されたプロトコルおよび接続要件によって、ユーザー名、パスワード、およびプロキシ構成情報などの、必要なパラメータを入力します。「次へ」をクリックします。
- ウィザードの「チェックアウトするフォルダ」パネルで、「リポジトリフォルダ」フィールドにチェックアウトする分岐を表すフォルダを指定します。「参照」ボタンをクリックして、リポジトリにあるすべてのフォルダ一覧から選択できます。特定のリビジョンから作業をする場合は、そのリビジョン番号を指定します。
- 指定しているフォルダの内容だけ (すなわち、フォルダそのものではない) をチェックアウトするには、「"<selected-folder >" をスキップしてその内容のみをチェックアウト」オプションを選択します。
- 選択した分岐フォルダのチェックアウト先となるローカルの作業用ディレクトリを指定します。「参照」ボタンをクリックし、システム上の目的のディレクトリに移動して選択することもできます。
- 「完了」をクリックして、分岐フォルダをチェックアウトします。IDE によって「チェックアウト」アクションが開始され、リポジトリからローカルの作業用ディレクトリへのファイルのダウンロードの進捗状況がステータスバーに示されます。チェックアウト中のファイルを、出力ウィンドウから確認することもできます (Ctrl-4)。
分岐の作成
安定化または実験を目的として別のバージョンのファイルシステムで作業をする場合は、分岐を作成します。Subversion で分岐を作成するということは、実際には、バージョン管理下のプロジェクトまたはフォルダをコピーし、リポジトリ内の新しい場所にそのプロジェクトまたはフォルダを追加することです。IDE の Subversion サポートによって、ローカルの作業コピーからソースを選択するか、あるいは作業をしているリポジトリ内の場所に移動して、選択することもできます。IDE で分岐を作成するには、バージョン管理されているファイルまたはフォルダのコンテキストメニューから「Subversion」>「コピー先」を選択します。
分岐を作成する
- 分岐のルートにする、バージョン管理されているプロジェクトまたはフォルダ (「プロジェクト」、「ファイル」、または「お気に入り」ウィンドウ内など) を選択し、「Subversion」>「コピー先」を選択します。Subversion の「コピー」ダイアログが開きます。
- ローカルの作業コピーから分岐を作成する場合は、「ソース」で「ローカルフォルダ」を選択します。これ以外の場合は「リモートフォルダ」を選択し、リポジトリに保持されているバージョンを指定します。
- 「リビジョン」テキストボックスにリビジョン番号を入力することで、選択した項目の特定のリビジョンを指定できます。「リビジョン」テキストボックス横の「検索」ボタンをクリックすると、リポジトリで保持されているリビジョンが表示されます。
- コピーの作成時に選択したフォルダが含まれないようにする場合は、「選択したフォルダをスキップしコンテンツのみコピー」オプションをクリックします。
- 「宛先」で、新しい分岐コピーを置く場所を選択します。「リポジトリの場所」に、リポジトリの相対パスを入力するか、または「参照」ボタンをクリックして、リポジトリフォルダを参照するための新しいダイアログを開きます。
- 「コピー先」テキスト領域に新しい分岐フォルダの説明を入力します。分岐の作成後にその分岐に切り替えるには、「コピーに切り替え」チェックボックスを選択します。
- 「コピー」をクリックします。IDE によって、リポジトリ内の指定された場所にフォルダの内容がコピーされ、分岐が作成されます。
分岐への切り替え
ローカルの作業コピーがリポジトリ内の分岐またはほかの場所を指示するように切り替える場合は、Subversion の 「切り替え先」コマンドを使用します。
リポジトリ内の分岐またはほかの場所に切り替える
- バージョン管理されているファイルまたはフォルダ (「プロジェクト」、「ファイル」、または「お気に入り」ウィンドウなどから)を選択し 、右クリックメニューから、「Subversion」>「コピーに切り替え」を選択するか、IDE のメインメニューから「バージョン管理」>「切り替え先」を選択します。Subversion の「切り替え」ダイアログが開きます。
- リポジトリフォルダの場合は、切り替え先の分岐フォルダを入力するか、または「参照」をクリックしてリポジトリにあるすべての場所の一覧を表示します。
- 以前のリビジョンを指定する場合は、選択した場所のリビジョン番号を入力します。最新のリビジョンが必要な場合は、空白のままにします。選択した場所の全リビジョンのログを表示するには、「検索」ボタンをクリックします。
- 「切り替え」をクリックします。IDE によって作業コピーが更新され、リポジトリ内の新しく選択された分岐場所にある内容が反映されます。ローカルの作業コピーと切り替え先の場所で相違が発生した場合は、新しい場所で上書きされます。
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関連項目
- Subversion リポジトリからのファイルのチェックアウト
著作権と商標について