- ブラウザーについて
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まずブラウザーの環境設定をしてください。でないと「印刷」や「文書作成」などのサブ・ウインドーが開かなかったり、画面が文字化けを起こすことがあります。
- Google Chrome の場合
- 「環境設定」「詳細設定」「プライバシーとセキュリティ」「コンテンツの設定」を開きます。(必要によりパネル内をスクロールさせ)「ポップアップ」を「許可」します。
NOA を使うには Chrome が一番安定で、お薦めです
- Safari の場合
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「環境設定」「セキュリティ」で「ポップアップウインドウを開かない」のチェックをはずしておきます。
「環境設定」「タブ」で「ウインドウの代わりにタブでページを開く」を「しない」に設定しておきます(このように設定しないと、Safari の場合、ログイン後にカルテが開かず、色々な周辺ツールも別ウインドウとして開きません)
「環境設定」「詳細」で「デフォルトのエンコーディング」を Unicode(UTF-8) に設定します。
- FireFox の場合
「環境設定」左端メニューの「プライバシーとセキュリティ」で「ポップアップウインドウをブロックする」のチェックをはします(あるいは「許可サイト」に NOA サーバの URL を設定します。この方法ですと NOA ではポップアップウインドウが起動しますが、他サイトではブロックされ、よりセキュリティは高くなります)。
FireFox の場合、新規ウインドウをタブで開く設定になっていても問題ありません。好みの問題です。
- 異なる施設ID の利用について
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ひとつのコンピュータ上で「異なる施設ID」や「異なるユーザ」のカルテを同時に使う場合は、Safari と Chrome のように、それぞれ別の種類のブラウザーを利用してください。
ブラウザーが施設情報やユーザ情報を一時記憶し再利用しているため、施設やユーザが混ざってしまうことになります。
- iOS でのレイアウトの違い
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通常のコンピュータの場合と、iPhone iPad など iOS の場合とでは画面構成が変わります。通常のコンピュータでは、画面左 2/3 に「カルテ本体」、右 1/3 に「周辺ツール」が表示され、iOS では画面上 1/3 に周辺ツール、画面下 2/3 にカルテ本体が表示されます。
カルテ本体の左には受診歴を示すカレンダーが default で表示されます。これは初期設定で表示させないようにもできます。
両エリアの区切り線をマウスでドラッグすると、ツール・エリアの巾を自由に広げることができます。
周辺ツールには原則として右肩に「?マーク」のヘルプ・アイコンがあります。それをクリックして説明を参照してください。
ちなみに NOA で多用されるグリーン系は「眼に優しい色」「生命の色」ということで NOA のシンボル・カラーです。
- 参照権限のみのユーザの場合
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「参照」権限しか持たないユーザの場合、「編集」権限を持つユーザが作成したカルテの参照しかできません。また以下に説明する機能のうち、編集に関する機能は使えません。
- 新患を登録
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初めて NOA を使うには、まずカルテ・データがなくては何も始まりません。新患登録をしてみましょう。ツール・エリアの「ツール・メニュー」「新患登録」をクリックします。
テスト用カルテを作っておくと何かと便利です。新患登録は生年月日を元に行われますので、「2000年1月1日」生まれなど、覚えやすい数字でテスト用カルテを作っておくとよいでしょう。あとは新患登録ツールのヘルプアイコンをクリックして詳細説明を読んでください。
- カルテを開く
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カルテ上端のヘッダー左にある「虫眼鏡」アイコンでカルテ検索パネルが表示されます。詳細はパネルの HELP を参照してください。
グリーンのヘッダー内にある検索欄は、開いたカルテ内の文言を検索するためのものですが、「8文字の数値」の場合のみ、カルテID によるカルテ検索ができます。
- カルテ本体とカルテ・ヘッダー
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左端にカルテIDの表示された行を「カルテ・ヘッダー」と呼び、その右側に幾つかのアイコンが並びます。default では「検索欄」「Problem List」「ツール・メニュー」があります。
「ツールメニュー」「初期設定」で「ステルス・モード」にチェックを入れると、カルテ・ヘッダーやページ・ヘッダーが透明となり、カーソルを載せた時のみ見えるようになります。画面上には必要最小限のものが表示され、余計なものはなるべく排除した方が繁忙時の作業効率を向上するからです(人間は常に今必要なものを目で追い求めているため)。
カルテID は、誤読防止のため「4桁ずつハイフンで区切られ」表示されますが、ドラッグ・アンド・ドロップすると本来の8桁 IDとなります。
カレンダー
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default ではカルテ左端に受診履歴を示すカレンダーが開き、受診日をクリックすれば、そのページにジャンプできます。詳細はカレンダーの HELP を参照してください。初期設定でカレンダーを非表示にできます。
- カルテ検索
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カルテID、患者氏名、ふりがな、ローマ字などで、カルテを検索します。
(旧バージョンでは、現在開いているカルテ内の全文検索でしたが、これはブラウザー標準装備の全文検索で実施可能なので、カルテ検索機能に変更しました)
日計表
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日計表がツールエリアに開き、当日の来院者リストを参照できます。これを使えば FRONT パネルを NOA と同時に開いておく必要がありません。
カルテの参照履歴
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カルテの参照履歴のリストが開き、その行をクリックすれば過去に参照したカルテを開くことができます。再度「履歴」ボタンをクリックするとパネルは消えます。タイトル「参照年月日」をクリックすると、リストの日付は逆順にソートされます。
シフトキーを押しながら履歴をクリックすると、その履歴行を削除できます。
「カルテを別ウインドーで開く」にチェックが入っていると、カルテが別ウインドーとして開きます。
検索ツール
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上記の「カルテ検索」より複雑な、いろいろな条件をつけてカルテ検索をするツールが開きます。
ツール・メニュー
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ツール・メニューをクリックすると、右のツール・エリアに「ツール・メニュー」が開きます。ツール・メニューのパネル下端「float」にチェックを入れ、フロート・パネル形式にした方が便利です。
- ツール・エリア
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右のツール・エリアには「ProblemList」「保険情報」「基本情報」が表示されます。周辺ツールが使用されると、ツール・エリアにはこれら周辺ツールが表示されますが、再度「ProblemList」保険情報」「基本情報」を表示したい場合は、カルテのページ・ヘッダー(受診日や受診者氏名などが表示されている部分)をクリックしてください。
- ProblemList
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これにより、そのカルテの過去からの履歴概略をひと目で把握できます。ProblemList 内容を表示するには「主訴」欄での決まった記述方式が必要です。詳細は ProblemList のヘルプ参照。
- 保険情報
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ProblemList の下には、そのページの保険情報が表示されます。「保険情報」の文字をクリックすると、その下に保険情報が表示され、青い「保険証」の文字をクリックすると「保険証スキャン画像の編集パネル」が開きます。
- 基本情報
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保険情報 の下には、そのページの基本情報が表示されます。詳細はそちらのヘルプをご覧ください。
- ページ・ヘッダー
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カルテの各ページには、氏名や年令を表示する「ページ・ヘッダー」が付きます。青文字で表示される日付が、そのページの作成日(受診日)です。
- 入院・入院外の切り替え
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ページ・ヘッダー右端(ページ幅が狭い場合は、右端の一段下に表示されることあり)に微かに見える矩形をクリックすると、赤い「入院」ラベルが表示されます。これは、このページが入院状態にあることを示します。「入院」ラベルをクリックすると、赤いラベルが消えて「入院外」モードに切り替わります。
「記録」欄はそのページを作成・訂正したタイムスタンプですので、後からページを訂正した場合、グリーン表示の日付とは一致しません。「記録」ラベルをクリックすると右の TOOL AREA に修正履歴が表示されます。
アクティブ・ページのページ・ヘッダーには以下のようなアイコンが並びます。
本日のページを追加
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左端の「グリーンのプラス」アイコンをクリックすると、本日のページが追加されます( FRONT チェックで表示される「受診者タブ」をクリックしてカルテを開いた場合のみ「自動的に本日ページが追加」されます)。
この時「前回の記述が透けて見える」ので、同じ内容を繰り返し記述する必要がありません。また、データベースにも重複したデータを収納することもありません。前回の内容が透けて見える場合は、よく見ると少し「薄い文字」となっています。ここを少しでも訂正すると、実データで上書きされ「濃い文字」で表示されるようになります。
ページを削除
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右端の「赤いマイナス」アイコンのクリックで、そのページが削除されます。
- 編集スイッチ
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過去ページでは、ページヘッダー左端に赤い「編集」スイッチが表示されます。これについては後述の「カルテ内容の編集」で説明します。
文書作成
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紹介状や診断書などを作成する「文書作成ツール」が開きます。詳細は文書作成のヘルプ参照。
付箋
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アイコンのクリックで、そのページに付箋がつきます。詳細は付箋のヘルプ参照。
印刷
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アクティブ・ページをプリント・アウトできます。「カルテ・ヘッダー」「ツール・メニュー・アイコン」「ツール・メニュー」「初期設定」で印刷フォントを小さく設定できます。「カルテの全ページ印刷」「本日の受診者全員のカルテ印刷」は「ツール・メニュー」から起動できます。
カルテ「所見」欄に添付された画像は印刷されません。添付画像をクリックして表示された画像パネルを印刷するなど、必要なら別途印刷してください。
「本日の受診者全員のカルテ印刷」は FRONT から本日の受診者をピックアップしますが、印刷される受診時刻は FRONT の受付時刻と異なり、各カルテの当日ページ作成時のタイムスタンプとなります。
- ページの選択
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ページヘッダーの受診年月日をクリックすると、そのページがアクティブになります。同時に、そのページの ProblemList と基本情報がツール・エリアに表示されます。インアクティブなページの「主訴」「所見」などのラベルをクリックしてもそのページをアクティブにできます。
「ツール・メニュー」「初期設定」で「診療録の過去履歴で空欄を表示しない」にチェックが入っていると、過去ページでは空欄の項目を表示しません。
- カルテ内容の編集
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「主訴」「所見」などの「ラベル」または「本文」をクリックすると、その欄が編集モードになり、編集パネルが開きます(編集モードになると、編集部分の背景が淡い黄色になります)。ラベルを再度クリックすると、編集内容がサーバへ保存され編集モードから抜けます。詳細は編集パネルのヘルプを参照してください。
過去ページでは、左上に赤い「編集」スイッチが表示されます。通常のようにラベルをクリックすると、アラート・パネルが表示され編集できません。アラート・パネルの表示に従ってください。アラート・パネルをクリックするか、ページ・ヘッダーの赤い「編集」スイッチをクリックしてグリーンに切り替えれば編集可能になります。
「病名」「検査」「処方」「診療」欄については、それぞれ専用入力ツールが開き、そこで入力作業を行います。従ってそれらの編集パネルにメニューは不要ですので、CELL 編集パネルの「形式」を None に設定しておいた方がよいでしょう。この場合でも、ツールで入力された内容を、カルテ本体の編集パネルの中で書き換えることはできます。
NOA を使い慣れるまで、これら専用編集ツールのある欄では、本文を非表示に設定しておいた方が解りやすいでしょう。設定は各欄の編集ツールの中でできます。
- 修正履歴の参照
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過去のページを強制的に修正すると「誰が何時修正したか」修正履歴が残ります。これを参照するには「記録:pageHeader」欄をクリックし、右のツールエリアで修正履歴を参照できます。
自分以外が記述したページの場合「記録:pageHeader」欄は赤文字で表示されます。
- 診療の終了
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「診療」欄で開く「診療入力」ツールで診療行為を入力し「集計」ボタンを押した時点で NOA は「このカルテの診療が終了した」と認識します。
- 立ち上げ時 このヘルプを表示しない
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「ツール・メニュー」「初期設定」で「立ち上げ時のヘルプ表示せず」にチェックを入れると、立ち上げ時にこのヘルプを立ち上げません。カルテ・ヘッダーの「?」アイコンをクリックすれば、このヘルプを見ることが出来ます。