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プルダウンメニューとメニューエリア



メニューエリアとは

メニューエリア WSCmenuArea クラスは、メニューを配置するための フォームです。このフォームは、配置されたウィンドウの 上部に一定の領域を保ち、メニューを表示するためのスペースを確保します。 ウィンドウがサイズ変更されても自動的にサイズ調整されます。



[メニューエリア(WSCmenuArea)を使ったサンプル]



プルダウンメニューを使ってみよう

プルダウンメニューのあるサンプルを一つ作ってみましょう。



[ファイルメニューのあるサンプルアプリケーション]

図のように、「ファイル」メニューがあり、 次のようなメニュー項目があるものとします。
  • 読み込み
  • 保存
  • 終了
  • 一つアプリケーションウィンドウを作成し、 オブジェクトボックスの Forms から メニューエリア(WSCmenuArea)をドラッグアンドドロップして配置します。 次にオブジェクトボックスの Commands から PLD と書いた アイコン (WSCpulldownMenu クラス)を配置したメニューエリア上に ドラッグアンドドロップします。 プロパティを次の様に設定します。
  • 表示文字列: ファイル
  • メニュー項目: 読み込み(O):読み込みEP:o,保存(S):保存EP:s,SP,終了(E):終了EP:e
  • メニュー項目プロパティで、設定する項目は、1項目毎にカンマで区切ります。
    1項目は次のような書式で成り立っています。 途中、,SP,をはさむと、セパレータが表示されます。
        項目の表示文字列:実行イベントプロシージャ名:ショートカットキー,...
    

    次に、項目を選択された場合に実行するイベントプロシージャです。 上記の例では、例えば、「読み込み(O)」が選択された場合、 「読み込みEP」という名称のイベントプロシージャが実行されます。 実行したいイベントプロシージャをトリガ NONE で 「読み込みEP」という名称で張り付けます。
    それぞれのメニュー項目に、IDを割り振ることもできます。 一つのイベントプロシージャで、選択されたメニュー項目を判別して、 処理を行う場合に便利です。
    IDを割り振る場合は、次のような書式で指定します。 プロシージャからは、getValue() メソッドにより、 選択されたメニュー項目の ID を取得できます.
        項目の表示文字列:実行イベントプロシージャ名:ショートカットキー:ID,...
    


    プルダウンメニュー使用時における注意事項

    同じフォーム上にプルダウンメニューと 他のWSCv系のオブジェクトの併用はできません。 必ず、プルダウンメニューを使用する場合は、 プルダウンメニューだけを配置するフォームを用意し、 他のクラスのオブジェクトを配置せずに プルダウンメニューを配置してください。
    Document Release 2.0

    For Use with Wide Studio Release 2.0, Spring 2002


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    Copyright(C) S. Hirabayashi, 1999-2002 Last modified: January 1, 2002