JNDI(Java Naming and Directory Interface)の接続には、接続先のJNDIサーバ等の接続情報を引数で指定する必要があります。
(jndi.propertiesで設定する方法もありますが、その場合接続先が1つに限られるので複数のJNDIサーバに接続する場合などに問題になります)
また、接続したJNDIコンテキストからリモートオブジェクトを取得するのは、通常は通信コストがかかるため、処理性能に影響します。
この問題を解決するために、JNDIコンテキストから取得したリモートオブジェクトを保持しておいて、毎回取得しないでも済むように対策したりします。
このように、JNDIからのリモートオブジェクトの取得は、複雑なパラメータの指定や、性能対策などが必要になり、簡単に取得できるとは言いがたいものがあります。
そこで、取得方法やパラメータの設定等を、サービスの実装や属性設定に置き換える事で、
JNDIからリモートオブジェクトを取得するという簡潔な手段だけを抽象化したインタフェースが、
JndiFinderです。
このパッケージでは、そのJndiFinderインタフェースを実装したサービスを提供します。