メイン設定ファイルのオプション


注釈

設定ファイルの作成および修正時には以下のことを頭に入れておいてください:

  1. '#'で始まる行はコメントとして解釈され実際には処理されません。
  2. 設定値は各行の先頭から始めてください - スペースが先頭に入ってはいけません。
  3. 設定値は大文字小文字を区別します。

サンプル設定

サンプルのメイン設定ファイルはNagiosをコンパイルする前のconfigure時に作成されています。メイン設定ファイルのデフォルトのファイル名はnagios.cfgです。 - このファイルは通常Nagiosのインストール先配下のetc/サブディレクトリにインストールされています。(例:/usr/local/nagios/etc/)

目次

ログファイル
オブジェクト定義ファイル
オブジェクト定義ファイルのディレクトリ
オブジェクトキャッシュファイル
リソース設定ファイル
テンポラリファイル

ステータスファイル
状態集計更新オプション
状態集計更新間隔

Nagiosユーザ
Nagiosグループ

通知オプション
サービスチェック実行オプション
パッシブサービスチェック受付オプション設定
ホストチェック実行オプション
パッシブホストチェック受付オプション
イベントハンドラオプション

ログローテーション方式
ログアーカイヴのパス

外部コマンドチェックのオプション
外部コマンドチェックの間隔
外部コマンドファイル

コメントファイル
ダウンタイム
ロックファイル

状態保存オプション
状態保存ファイル
自動状態保存間隔
プログラム状態保存オプション
スケジュール情報保存オプション

Syslog ロギングオプション
通知ロギングオプション
サービスチェック再試行ロギングオプション
ホストチェック再試行ロギングオプション
イベントハンドラロギングオプション
初期状態ロギングオプション
外部コマンドロギングオプション
パッシブチェックロギングオプション

グローバルホストイベントハンドラ
グローバルサービスイベントハンドラ

チェック間隔スリープ時間
サービスチェック間隔遅延方式
最大サービスチェックスプレッド
サービスインタリーブファクター
最大並行サービスチェック
サービスリーパー頻度
ホストチェック間隔遅延方式
最大ホストチェックスプレッドMaximum host check spread
タイミング間隔
自動再スケジュールオプション
自動再スケジュール間隔オプション
自動再スケジュールウインドウ

アグレッシブホストチェックオプション

フラップ検知オプション
サービスフラップの低閾値
サービスフラップの高閾値
ホストフラップの低閾値
ホストフラップの高閾値

ソフトサービス依存関係オプション

サービスチェックタイムアウト
ホストチェックタイムアウト
イベントハンドラタイムアウト
通知タイムアウト
追跡的強制サービス処理タイムアウト
追跡的強制ホスト処理タイムアウト
パフォーマンスデータ処理タイムアウト

サービス追跡オプション
追跡的強制サービス処理コマンド
ホスト追跡オプション
追跡的強制ホスト処理コマンド

パフォーマンスデータ処理オプション
ホストパフォーマンスデータ処理コマンド
サービスパフォーマンスデータ処理コマンド
ホストパフォーマンスデータファイル
サービスパフォーマンスデータファイル
ホストパフォーマンスデータファイルテンプレート
サービスパフォーマンスデータファイルテンプレート
ホストパフォーマンスデータファイルモード
サービスパフォーマンスデータファイルモード
ホストパフォーマンスデータファイル処理間隔
サービスパフォーマンスデータファイル処理間隔
ホストパフォーマンスデータファイル処理コマンド
サービスパフォーマンスデータファイル処理コマンド

孤立サービスチェックオプション

サービスフレッシュネスチェックオプション
サービスフレッシュネスチェック間隔
ホストフレッシュネスチェックオプション
ホストフレッシュネスチェックチェック間隔

日付の書式

オブジェクト名の不正文字列
マクロ出力の不正文字列

正規表現マッチオプション
完全正規表現マッチオプション

管理者のE-Mailアドレス
管理者のページャ

ログファイル

書式: log_file=<file_name>
例: log_file=/usr/local/nagios/var/nagios.log

この設定はNagiosの この設定はNagiosのメインログファイルの作成位置を特定します。Nagiosが設定ファイルのミスをログファイルに書き出す為には、この設定項目は必ず設定ファイルの最初に設定しなくてはなりません。もしログローテートが有効になっていれば、このファイルは自動的に1時間、1日、1週間もしくは1ヶ月毎にローテートされます。

オブジェクト定義ファイル

書式: cfg_file=<file_name>
例: cfg_file=/usr/local/nagios/etc/hosts.cfg
cfg_file=/usr/local/nagios/etc/services.cfg
cfg_file=/usr/local/nagios/etc/commands.cfg

この設定はNagiosが監視に使用するオブジェクト設定ファイルの位置を指定します。このファイルは昔から"ホスト"設定ファイルと言われて来ましたが、ホスト定義以外のものも含まれています。オブジェクト設定ファイルにはホスト、ホストグループ、サービス、連絡先、連絡先グループ、サービス、コマンドなどが含まれます。これらの設定情報をcfg_file=という記述を使っていくつもの設定ファイルに分割することができます。

オブジェクト設定ファイルのディレクトリ

書式: cfg_dir=<directory_name>
例: cfg_dir=/usr/local/nagios/etc/commands
cfg_dir=/usr/local/nagios/etc/services
cfg_dir=/usr/local/nagios/etc/hosts

このディレクティブはNagiosが監視に使用するオブジェクト定義ファイルのディレクトリを指定するのに使います。ディレクトリ内にある.cfgと名のつく全てのファイルはオブジェクト定義ファイルとして処理されます。さらに、Nagiosはあなたが指定するディレクトリの下にあるディレクトリ配下にある設定ファイルまで再帰的に処理します。異なるディレクトリにある設定ファイルを分離する事ができます。そして複数のcfg_dir=書式で指定したディレクトリにある設定ファイルをそれぞれ処理します。

オブジェクトキャッシュファイル

書式: object_cache_file=<file_name>
例: object_cache_file_file=/usr/local/nagios/var/objects.cache

このディレクティブはオブジェクト定義のキャッシュファイルコピーを保存する場所を指定するのに使用されます。キャッシュファイルはNagiosが(再)起動する度に(再)作成され、CGIから利用されます。これはCGIが設定ファイルをキャッシュする事によるスピードアップと、Nagiosの稼働中にオブジェクト定義ファイルの編集をしてもCGIの出力に影響しないよう意図されています。

リソース設定ファイル

書式: resource_file=<file_name>
例: resource_file=/usr/local/nagios/etc/resource.cfg

この設定項目はコマンド定義で共通して使われるユーザ名やパスワード、アイテム(ディレクトリのパスとか)を定義した$USERn$マクロの定義が含まれる設定ファイルの場所を指定します。CGIはこのリソース設定ファイルを読み込むことはありません。従って、このファイルには最新の注意を払うべき情報が含まれることがあるこのファイルを、排他的な権限設定が可能です。(600か660)。メイン設定ファイルでresource_fileステートメントを使って複数のリソース設定ファイルを指定できます。 - Nagiosは指定したファイルすべてを処理します。 Nagiosのベースディレクトリにあるサンプルのリソースファイル、resource.cfgを見てどのように$USERn$マクロが定義されているか見てみましょう。

テンポラリファイル

書式: temp_file=<file_name>
例: temp_file=/usr/local/nagios/var/nagios.tmp

この設定はコメントデータやステータスデータなどを更新する際に定期的に作成されるファイルを指定します。このファイルは必要なくなった際に削除されます。

ステータスファイル

書式: status_file=<file_name>
例: status_file=/usr/local/nagios/var/status.dat

この設定はNagiosが全監視サービスの現在の状態を保存する保存先のファイルを指定します。監視している全ホストとそれに所属するサービスの状態はこのファイルに記録されます。このファイルはウェブインタフェイス上で現在の監視状態がどのようなものか表示するためにCGIからも利用されます。CGIがきちんと機能するためにこのファイルはCGIから読める権限に設定しなくてはなりません。このファイルはNagiosが停止されると削除され、Nagiosが起動すると再度作成されます。

状態集計更新オプション

書式: aggregate_status_updates=<0/1>
例: aggregate_status_updates=1

このオプションはNagiosがホスト、サービス、プログラム状態のまとまったデータを更新するかどうかを決定します。このオプションを有効にしていない場合、ステータスデータはホストやサービスチェックが行われる毎にステータスデータが更新されます。この場合、多数のホストやサービスを監視している場合高いCPU負荷とファイルI/Oが発生する結果になります。もしNagiosがステータスデータ (ステータスファイルの項を参照)を毎数秒ごとに更新(status_update_intervalオプションで決定されます)するようにしたい場合はこの設定項目を有効にしてください。即座に更新したい場合は無効にしてください。もしこのオプションを無効にする確固たる理由が無いのであれば、このオプションを有効にすることを私は強くお勧めします。(たとえ更新間隔を短く設定したとしてもです。)

状態集計更新間隔

書式: status_update_interval=<seconds>
例: status_update_interval=15

この設定はNagiosがステータスファイル内のステータスデータをどれぐらいの頻度で更新するか秒で設定します。設定値の最低ラインは5秒です。もし状態集計更新オプション(状態集計更新オプションの項を参照)を無効にしていたら、この設定には意味がありません。

Nagiosユーザ

書式: nagios_user=<username/UID>
例: nagios_user=nagios

この設定はNagiosプロセスがどのユーザで動くか設定します。監視を始める前のプログ ラム起動後Nagiosはここで指定するユーザの特権まで権限を破棄します。ユーザの指定 にはユーザ名かUIDで指定可能です。

Nagiosグループ

書式: nagios_group=<groupname/GID>
例: nagios_group=nagios

この設定はNagiosプロセスがどのグループで動くか設定します。監視を始める前のプロ グラム起動後Nagiosはここで指定するユグループの特権まで権限を破棄します。ユグル ープの指定にはグループ名かGIDで指定可能です。

通知オプション

書式: enable_notifications=<0/1>
例: enable_notifications=1

このオプションはNagiosが(再)起動する際に通知を行うかどうかを決定します。このオプションが無効になっているとNagiosはいかなるホストやサービスに関する一切の通知を行いません。注釈:もし状態保存オプションが有効であれば、プログラム状態保存オプション無効にしていない限りNagiosはこの設定を無視して保持している設定情報を使います(状態保存ファイルとして保持されています)。

サービスチェック実行オプション

書式: execute_service_checks=<0/1>
例: execute_service_checks=1

このオプションはNagiosが(再)起動した時にサービスチェックを実行するかどうかを決めます。このオプションが無効になっていると、Nagiosは"スリープ"モードで起動し、起動直後に監視ホストをチェックしません(パッシブチェック無効にしていない限りパッシブチェックは受け付けます)。このオプションはドキュメントの冗長化に記載されているバックアップ系の監視サービスとして設定する時と、分散監視環境の設定を行うときにもっともよく使われます。Note:もし状態保存オプションが有効であれば、プログラム状態保存オプションが無効になっていない限り、Nagiosはこの設定を無視して保存されている状態に戻します。(状態は状態保存ファイルに保存されます)。もし状態保存オプションが有効(プログラム状態保存オプションも有効)の時にこのオプションを変更したいときは、適切な外部コマンドを使うかウェブインタフェイス経由で変更する必要があります。このオプションの値は以下です:

パッシブサービス受付オプション

書式: accept_passive_service_checks=<0/1>
例: accept_passive_service_checks=1

このオプションはNagiosがパッシブサービスチェックを受け付けるかどうか決定します。このオプションが無効であれば、Nagiosはどんなパッシブチェックも受け付けません。注釈:もし状態保存オプションが有効であれば、プログラム状態保存オプションが無効になっていない限り、Nagiosはこの設定を無視して保存されている状態に戻します。(状態は状態保存ファイルに保存されます)。もし状態保存オプションが有効(プログラム状態保存オプションも有効)の時にこのオプションを変更したいときは、適切な外部コマンドを使うかウェブインタフェイス経由で変更する必要があります。このオプションの値は以下です:

ホストチェック実行オプション

書式: execute_host_checks=<0/1>
例: execute_host_checks=1

このオプションはNagiosの(再)起動時に定期的にスケジュールされたホストチェックを実行するかどうかを必要に応じて決めます。 このオプションが無効になっていると、たとえまだパッシブホストチェックを許可していてもこれらを無効にしていなければNagiosは積極的にホストチェックを行わなくなります。このオプションはドキュメントの冗長化に記載されているバックアップ系の監視サービスとして設定する時と、分散監視環境の設定を行うときにもっともよく使われます。Note:もし状態保存オプションが有効であれば、プログラム状態保存オプションが無効になっていない限り、Nagiosはこの設定を無視して保存されている状態に戻します。(状態は状態保存ファイルに保存されます)。もし状態保存オプションが有効(プログラム状態保存オプションも有効)の時にこのオプションを変更したいときは、適切な外部コマンドを使うかウェブインタフェイス経由で変更する必要があります。このオプションの値は以下です:

パッシブホストチェック受付オプション

書式: accept_passive_host_checks=<0/1>
例: accept_passive_host_checks=1

このオプションはNagiosの(再)起動時にパッシブホストチェックを実行するかどうかを決定します。 このオプションが無効になっていると、パッシブホストチェックを許容しなくなります。注釈:もし状態保存オプションが有効であれば、プログラム状態保存オプションが無効になっていない限り、Nagiosはこの設定を無視して保存されている状態に戻します。(状態は状態保存ファイルに保存されます)。もし状態保存を有効(そしてプログラム状態保存を有効に)にするオプションを変更したければ、適切な外部コマンドを使うかウェブインタフェイス経由で変更する必要があります。このオプションの値は以下です:

イベントハンドラオプション

書式: enable_event_handlers=<0/1>
例: enable_event_handlers=1

このオプションはNagiosが(再)起動した時に イベントハンドラを稼働させるかどうか決定します。このオプションが無効だとNagiosはどんなホストおよびサービスに対してもイベントハンドラを実行しません。Note:もし状態保存オプションが有効であれば、プログラム状態保存オプションが無効になっていない限り、Nagiosはこの設定を無視して保存されている状態に戻します。(状態は状態保存ファイルに保存されます)。もし状態保存オプションが有効(プログラム状態保存も有効)の時にこのオプションを変更したいときは、適切な外部コマンドを使うかウェブインタフェイス経由で変更する必要があります。このオプションの値は以下です:

ログローテーション方式

書式: log_rotation_method=<n/h/d/w/m>
例: log_rotation_method=d

これはNagiosのログファイルをどのような方式でローテートするか設定します。設定値は以下の通り:

ログアーカイブのパス

書式: log_archive_path=<path>
例: log_archive_path=/usr/local/nagios/var/archives/

これはNagiosがローテートしたログファイルをどこに保存するかそのディレクトリを指定します。このオプションはログローテートしない場合は無視されます。

外部コマンドチェックオプション

書式: check_external_commands=<0/1>
例: check_external_commands=1

このオプションはNagiosのコマンド実行のためのコマンドファイル確認を行うかどうかを決めます。このオプションはウェブインタフェイスのコマンドCGIを利用しようと計画しているなら有効にしなくてはなりません。サードパーティのプログラムも同様にこのFAQのアウトラインのように正しい権限でこのコマンドファイルに書き込むことができます。外部コマンドに関する情報はこちらです。

外部コマンドチェックの間隔

書式: command_check_interval=<xxx>[s]
例: command_check_interval=1

外部コマンドのチェック間隔の数値に"s"をつけると(例:30s)、として解釈されます。もし"s"をはずしたらこれは"time units"として解釈されます。interval_lengthの値を変更していない限り(後述)デフォルトのは60で、単位は分です。

注釈:この設定を-1にすると、Nagiosはできる限り頻繁に外部コマンドをチェックします。Nagiosはコマンドファイルを読み込むたびに他の作業よりも前にコマンドファイルに書かれたコマンドを実行しようと試みます。外部コマンドについては こちらにより詳しい情報があります。

外部コマンドファイル

書式: command_file=<file_name>
例: command_file=/usr/local/nagios/var/rw/nagios.cmd

これはNagiosが外部コマンドを実行するそのコマンドファイルの場所を指定します。コマンドCGIはこのファイルにコマンドを書き込みます。。サードパーティのプログラムも同様にこのFAQのアウトラインのように正しい権限でこのコマンドファイルに書き込むことができます。外部コマンドファイルは名前付パイプ(FIFO)でインプリメントされます。このファイルはNagiosが起動する際に作成され、停止する際に削除されます。Nagiosが起動するときにこのファイルがあれば、Nagiosはエラーメッセージを出力して起動を中止します。外部コマンドについては こちらにより詳しい情報があります。

ダウンタイムファイル

書式: downtime_file=<file_name>
例: downtime_file=/usr/local/nagios/var/downtime.dat

これはNagiosが使用するホストやサービスの計画的なダウンタイム情報を保存するファイルを指定します。コメントはホスト、サービス共に追加情報CGIを利用して読み書きができるようになっています。

コメントファイル

書式: comment_file=<file_name>
例: comment_file=/usr/local/nagios/var/comment.dat

これはNagiosがサービスやホストのコメントを保存するためのファイルです。コメントはホスト、サービス共に追加情報CGIを利用して読み書きができるようになっています。

ロックファイル

書式: lock_file=<file_name>
例: lock_file=/tmp/nagios.lock

Nagiosがデーモンとして起動(コマンドラインの引数-dを使用します)した際に作成するロックファイルを指定します。このファイルはNagiosプロセスのプロセスID(PID)が含まれています。

状態保存オプション

書式: retain_state_information=<0/1>
例: retain_state_information=1

このオプションはNagiosがプログラムとホストやサービス間の状態情報を保存するかどうかを決定します。もしこのオプションが有効になっていたら、state_retention_fileも指定してやるべきです。このオプションが有効の際は、Nagiosはホストやサービスの全状態を停止(もしくは再起動)時に保存し、再度Nagiosが起動したときにその状態に復帰します。

状態保存ファイル

書式: state_retention_file=<file_name>
例: state_retention_file=/usr/local/nagios/var/retention.dat

これはNagiosが停止する時にホストとサービスの状態を保存する保存ファイルの指定です。Nagiosが再起動した時にこの状態保存ファイルを読んでサービス、ホストをこの通りにセットします。Nagiosプログラムが再起動したときに前の状態にしてきたい場合は、 retain_state_informationを有効にしなくてはなりません。

自動状態保存間隔

書式: retention_update_interval=<minutes>
例: retention_update_interval=60

この設定は通常稼働時にどのくらいの頻度でNagiosが状態を自動的に保存するか設定します。この設定を0に設定したら、Nagiosは自動保存せず、停止か再起同時にのみ保存します。もし状態保存オプション(retain_state_informationオプションが無効になっていれば、このオプションは意味をなしません。

プログラム状態保存オプション

書式: use_retained_program_state=<0/1>
例: use_retained_program_state=1

この設定はNagiosが様々なプログラムワイドの設定を状態保存ファイルに保存されたファイルから読み込んで設定するかどうか決めます。状態保存が有効になっていてプログラムが終了する際に保存されるプログラムワイドの設定のいくつかには enable_notificationsenable_flap_detectionenable_event_handlersexecute_service_checksaccept_passive_service_checks があります。もし状態保存オプションが無効になっていたらこの設定はなんの意味も持ちません。

スケジュール情報保存オプション

書式: use_retained_scheduling_info=<0/1>
例: use_retained_scheduling_info=1

この設定はNagios再起動時にホストやサービスのスケジュール(次回のチェックをいつ行うかのスケジューリング)情報を保持するかどうかを指定します。もしあなたが多数の(もしくは全体に対して高い割合の)ホストとサービスを追加したなら、最初の再開時にこのオプションを無効にする事をお薦めする。そうする事で初期チェックをする際のズレを逆に抑える事もできる。そういう状況でなければ有効のままにしたいでしょう。

Syslogロギングオプション

書式: use_syslog=<0/1>
例: use_syslog=1

この設定はローカルホストのsyslogファシリティを使用してログを取得するかどうか決定します。値は以下の通り:

通知履歴ロギングオプション

書式: log_notifications=<0/1>
例: log_notifications=1

この設定は通知メッセージをロギングするかどうかを決めます。大量の通知先または通常のサービスダウンがあると比較的早くログが肥大化します。このオプションを使って連絡先がロギングされないようにしてください。

サービスチェック再試行ロギングオプション

書式: log_service_retries=<0/1>
例: log_service_retries=1

このオプションはサービスチェックの再試行をログに取得するかどうかを決めます。サービスチェックの再試行はサービスチェックの結果がnon-OKではないがエラーレスポンスを返す前に1回以上再試行を試みるとNagiosに設定している時に行われます。このシチュエーションのサービスは"ソフト"状態にあると考慮されます。サービスチェックの再試行をログに取得するのはNagiosやイベントハンドラを使用したサービスのテストやデバッグに最も有効です。

ホストチェック再試行ロギングオプション

書式: log_host_retries=<0/1>
例: log_host_retries=1

この設定はホストチェックの再試行をログに取得するかどうか決定します。ホストチェックの再試行をログに取得するのはNagiosやイベントハンドラを使用したホストのテストやデバッグに最も有効です。

イベントハンドラロギングオプション

書式: log_event_handlers=<0/1>
例: log_event_handlers=1

この設定はサービスやホストのイベントハンドラをログに記録するかどうか決定します。イベントハンドラはサービスやホストの状態が変わったときにオプションで発行するコマンドです。イベントハンドラをログに記録することはNagiosやイベントハンドラを使ったスクリプトをデバッグするときにもっとも有用です。

初期状態ロギングオプション

書式: log_initial_states=<0/1>
例: log_initial_states=1

この設定はNagios初期サービス状態をOK状態であっても強制的に記録するかどうか決定します。初期サービス・ホスト状態は通常最初のチェックで問題があった場合にのみ記録します。このオプションはサービスやホストの長期間の状態をログファイルをスキャンして取得するようなアプリケーションを使用する場合に有用です。

外部コマンドロギングオプション

書式: log_external_commands=<0/1>
例: log_external_commands=1

この設定はNagiosが外部コマンドファイルから受け取った外部コマンドをロギングするかどうか決めます。Note:このオプションは(外部コマンドの)パッシブサービスチェックかどうかは制御できません。パッシブチェックのログへの記録を有効無効にするにはlog_passive_checks オプションを使ってください。

パッシブチェックロギングオプション

書式: log_passive_checks=<0/1>
例: log_passive_checks=1

この設定はNagiosが外部コマンドファイルからの パッシブチェックをログに記録するかどうか決めます。 もし分散監視環境や通常のやりかたで 大量のパッシブチェックをハンドリングするつもりなら、 このオプションはログが多くなりすぎるので無効にした方が良いでしょう。 This variable determines whether or not Nagios will log external commands that it receives from the external command file. Note: This option does not control whether or not passive service checks (which are a type of external command) get logged. To enable or disable logging of passive checks, use the log_passive_checks option.

グローバルホストイベントハンドラオプション

書式: global_host_event_handler=<command>
例: global_host_event_handler=log-host-event-to-db

このオプションで各ホストの状態が変わった時に走るイベントハンドラコマンドを指定できます。グローバルイベントハンドラは各ホストで定義したオプションのイベントハンドラが実行される前に即座に実行されます。コマンド引数はオブジェクト設定ファイルで指定したコマンドのショートネームです。どのくらいの時間このコマンドが実行されるかを制御するにはevent_handler_timeoutオプションを使用します。イベントハンドラについてのもっと多くの情報はここにあります。

グローバルサービスイベントハンドラオプション

書式: global_service_event_handler=<command>
例: global_service_event_handler=log-service-event-to-db

このオプションで各サービスの状態が変わった時に走るイベントハンドラコマンドを指定できます。グローバルイベントハンドラは各サービスで定義したオプションのイベントハンドラが実行される前に即座に実行されます。コマンド引数はオブジェクト設定ファイルで指定したコマンドのショートネームです。どのくらいの時間このコマンドが実行されるかを制御するにはevent_handler_timeoutオプションを使用します。イベントハンドラについてのもっと多くの情報はここにあります。

チェック間隔スリープ時間

書式: sleep_time=<seconds>
例: sleep_time=1

これはNagiosがスケジュールキューに入っている次のサービスチェックがある時にチェックする前にどれぐらいスリープしておくか秒数で指定します。Nagiosは遅れたキューに"追い付いた"後で単にスリープするだけということに注意してください。

サービスチェック間隔遅延方式

書式: service_inter_check_delay_method=<n/d/s/x.xx>
例: service_inter_check_delay_method=s

このオプションは始めにイベントキューにある範囲をどのようにサービスチェックしていくかをコントロール可能にします。"スマート(smart)"遅延計算(デフォルト)を使うとNagiosは平均したチェック間隔と全てのサービスの初期チェック間隔を計算し、その結果CPU負荷の急上昇を除外する事を助けます。"遅延無し"は、チェックの並列化機能をテスト中でもなければ大体推奨されない。"遅延無し"を選ぶと、同時に全てのサービスチェック実行をスケジューリングする事になります。これはサービスが全て並列で実行され普通は多大なるCPU負荷を被る事になります。サービスのチェック間隔遅延に関する影響と見積もり方のより詳細な情報についてはここを参照してください。設定値の意味は以下のようになります:

最大サービスチェックスプレッド

書式: max_service_check_spread=<minutes>
例: max_service_check_spread=30

このオプションはNagiosが起動して全サービス(スケジュールされたものが定期的に)をチェックし終えるまでの最大時間(分)を指定します。 このオプションは指定した時間枠内に全てのサービスの初期チェックが完了するのを保証するように(必要であれば)サービスチェック間隔遅延方式を調整します。一般に、スケジュール情報保存オプション を使用してスケジュール情報を保存している場合は、このオプションによりサービスチェックのスケジューリングへ影響を与える事はありません。デフォルト値は30(分)です。

サービスインタリーブファクター

書式: service_interleave_factor=<s|x>
例: service_interleave_factor=s

この設定は、サービスチェックがどのようにインタリーブするか決定します。インタリーブ、とはサービスチェックの均等分配、リモートホストの負荷軽減、ホストの問題をより早く検出する手助けとなります。インタリーブ無しで並列サービスチェックを導入した場合、リモートホストのチェックで砲撃してしまう事になります。リモートホストが他のサービスチェック処理で過負荷状態となっていると、サービスチェックに失敗したり、不正確な結果を返す事になります。この値を1にセットすると、サービスチェックにインタリーブを使用しない事に等しいです(以前のNagios バージョン0.0.5ではこのような挙動でした)。変更する特別な理由がなければインタリーブ方式を自動計算するs(スマート)に設定してください。インタリーブがどのように働くかを理解する一番良い方法は、Nagiosが起動したての時にステータス CGI(詳細表示)を見る事です。監視がどのように始まり、広がっていくかがわかると思います。インタリーブがどのように働いているかの詳細はここを参照してください。

最大並行サービスチェック

書式: max_concurrent_checks=<max_checks>
例: max_concurrent_checks=20

この設定は並列チェックの最大同時並列チェック数を決定します。この設定を1にするとどんなサービスチェックも実質並列にチェックされません。この設定で0(デフォルト)を指定すると同時並列処理数に制限を設けません。この設定は搭載されている(CPU使用率、メモリなどの)負荷に直接影響を与えるので、使用している機器のシステムリソースを見ながら計算した値を設定する必要があるでしょう。並列チェック数の決定に関するより詳しいドキュメントは こちらです。

サービスリーパー頻度

書式: service_reaper_frequency=<frequency_in_seconds>
例: service_reaper_frequency=10

このオプションでサービス"リーパー"イベントの制御を秒単位でコントロールします。"リーパー"イベントは並列サービスチェックの実行が終わった結果を処理します。これらのイベントはNagiosの監視ロジックのコア部分を構成しています。

ホストチェック間隔遅延方式

書式: host_inter_check_delay_method=<n/d/s/x.xx>
例: host_inter_check_delay_method=s

このオプションで、イベントキュー内にある定期的にスケジュールされたホストチェックをどのように"広げる"かを制御します。 "スマート"遅延計算(デフォルト)は平均チェック間隔と初回に全てのホストチェックを行い終えるまでの間隔、を自動計算して、CPU過負荷がかからないよう計らいます。普通は遅延無しは推奨されません。遅延無しにすると、スケジュールされたホストチェックを同時に実行してしまうからです。チェック遅延がホストチェックのスケジューリングにどう影響するか、という見積もりの為の詳細情報はここにあります。設定値の意味は以下の通りです:

最大ホストチェックスプレッド

書式: max_host_check_spread=<minutes>
例: max_host_check_spread=30

このオプションはNagiosが起動して全ホストを(スケジュールされたものが定期的に)チェックし終えるまでの最大時間(分)を指定します。 このオプションは指定した時間枠内に全てのホストの初期チェックが完了するのを保証するように(必要であれば)ホストチェック間隔遅延方式を調整します。一般に、スケジュール情報保存オプション を使用してスケジュール情報を保存している場合は、このオプションによりホストチェックのスケジューリングへ影響を与える事はありません。デフォルト値は30(分)です。

タイミング間隔

書式: interval_length=<seconds>
例: interval_length=60

これはスケジュールキューや再通知などタイミングで使われる"unit interval"分の秒を指定します。"Units intervals"はホスト設定ファイル内のどれぐらいの頻度でサービスチェックや再通知を行うのかなどの決定で使われます。

重要: デフォルトの値は60です。これが意味するのはホスト設定ファイルで1という"unit value"は60秒(1分)を指していると言うことです。私はこの値を変更してテストしていません。もし変更するなら自己責任でお願いします!

自動再スケジュールオプション

書式: auto_reschedule_checks=<0/1>
例: auto_reschedule_checks=1

このオプションはNagiosが自動的にアクティブなホストとサービスを"スムーズ"に再スケジューリングするかどうかを決めます。これは監視サーバの負荷を安定させる助けになり、より堅いスケジュールのチェックを実行する事を犠牲にして、連続して行われるチェック時間の一貫性を保とうとします。

警告: これは実験的な項目で、将来なくなるかもしれません。これを有効にすると、思ったように効果が出せずパフォーマンスが上がるどころが劣化します。

自動再スケジュール間隔

書式: auto_rescheduling_interval=<seconds>
例: auto_rescheduling_interval=30

このオプションは自動再スケジュールのチェック間隔を(秒単位で)指定します。自動再スケジュールオプションが有効になっている場合にのみ機能します。デフォルトは30秒です。

警告: これは実験的な項目で、将来なくなるかもしれません。これを有効にすると、思ったように効果が出せずパフォーマンスが上がるどころが劣化します。

自動再スケジュールウインドウ

書式: auto_rescheduling_window=<seconds>
例: auto_rescheduling_window=180

このオプションはNagiosが自動再スケジュールチェックをする際の"ウインドウ"の時間を(秒単位で)指定します。ホストとサービスのチェックが次のX秒(これを指定します)で再スケジュールをしようとします。このオプションは自動再スケジュールチェックオプションが有効になっている場合にのみ機能します。デフォルトは180秒(3分)です。

警告: これは実験的な項目で、将来なくなるかもしれません。これを有効にすると、思ったように効果が出せずパフォーマンスが上がるどころが劣化します。

アグレッシブホストチェックオプション

書式: use_aggressive_host_checking=<0/1>
例: use_aggressive_host_checking=0

Nagiosはホストやサービスをいつどうやってチェックするかスマートに決定しようとします。一般的にはこのオプションを無効にするとNagiosはよりスマートに、チェックをより早くやろうとします。このオプションを有効にした場合、ホストチェックに多く時間を使いますが、確実性は少しあがります。Nagiosホストの復旧をあまり検知しない問題がある場合を除いて、このオプションは無効にすることをお勧めします。

フラップ検知オプション

書式: enable_flap_detection=<0/1>
例: enable_flap_detection=0

このオプションはNagiosがホストやサービスの"フラッピング"を検知するかどうか決めます。フラッピングはホストサービスが結構な頻度で変化して通知の弾幕状態になってしまうことを言います。Nagiosがホストやサービスのフラッピングを検知すると一時的にそのホスト/サービスの通知を省きます。フラップ検知機能は現在実験段階ですのでこの機能を使うならちょっと注意してください! フラップ検知とハンドリングに関してはここにより多くの情報があります。 Note:もし状態保存オプションが有効であれば、use_retained_program_stateオプションが無効になっていない限り、Nagiosはこの設定を無視して保存されている状態に戻します。(状態は状態保存ファイルに保存されます)。もし状態保存オプションが有効(use_retained_program_stateも有効)の時にこのオプションを変更したいときは、適切な外部コマンドを使うかウェブインタフェイス経由で変更する必要があります。

サービスフラップの低敷居値

書式: low_service_flap_threshold=<percent>
例: low_service_flap_threshold=25.0

このオプションはサービスフラップ検知の敷居値の最低値を決めます。フラップ検知とハンドリング(とこのオプションの影響)に関してはここにより多くの情報があります。

サービスフラップの高敷居値

書式: high_service_flap_threshold=<percent>
例: high_service_flap_threshold=50.0

このオプションはサービスフラップ検知の敷居値の最高値を決めます。フラップ検知とハンドリング(とこのオプションの影響)に関してはここにより多くの情報があります。

ホストフラップの低敷居値

書式: low_host_flap_threshold=<percent>
例: low_host_flap_threshold=25.0

このオプションはホストフラップ検知の敷居値の最低値を決めます。フラップ検知とハンドリング(とこのオプションの影響)に関してはここにより多くの情報があります。

ホストフラップの高敷居値

書式: high_host_flap_threshold=<percent>
例: high_host_flap_threshold=50.0

このオプションはホストフラップ検知の敷居値の最高値を決めます。フラップ検知とハンドリング(とこのオプションの影響)に関してはここにより多くの情報があります。

ソフトサービス依存関係オプション

書式: soft_state_dependencies=<0/1>
例: soft_state_dependencies=0

このオプションはNagiosがサービス依存関係をチェックするときにソフトサービス状態情報を使うかどうかを決めます。通常Nagiosはサービス依存関係をチェックするのは最後のハードサービス状態の時だけです。最新の状態で依存関係をチェックしたいならこのオプションを有効にしてください。(状態がソフトなのかハードなのかについては状態のタイプを見てください)。

サービスチェックタイムアウト

書式: service_check_timeout=<seconds>
例: service_check_timeout=60

このオプションはNagiosがサービスチェックを実行完了するまでの時間を決定します。もしチェックがこの実行時間に達したらチェックは停止しCRITICAL状態が返されます。タイムアウトエラーはログに記録されます。

このオプションは実際にどんなことをしているのかしばしば混乱があります。これは最新のditchメカニズムで実行時間のマナーや間違った挙動のプラグインプロセスを殺すためにあります。この値を大きく(60秒だかそれ以上だか)にすれば、普通のサービスチェックはこのタイムリミット内で普通は終わるでしょう。もしサービスチェックがこのタイムリミットより長く動き続けたらNagiosはこのプロセスを暴走したプロセスと解釈して殺してしまうでしょう。

ホストチェックタイムアウト

書式: host_check_timeout=<seconds>
例: host_check_timeout=60

このオプションはNagiosがホストチェックを実行完了するまでの時間を決定します。もしチェックがこの実行時間に達したらチェックは停止しCRITICAL状態が返されます。タイムアウトエラーはログに記録されます。

このオプションは実際にどんなことをしているのかしばしば混乱があります。これは最新のditchメカニズムで実行時間のマナーや間違った挙動のプラグインプロセスを殺すためにあります。この値を大きく(60秒だかそれ以上だか)にすれば、普通のホストチェックはこのタイムリミット内で普通は終わるでしょう。もしホストチェックがこのタイムリミットより長く動き続けたらNagiosはこのプロセスを暴走したプロセスと解釈して殺してしまうでしょう。

イベントハンドラタイムアウト

書式: event_handler_timeout=<seconds>
例: event_handler_timeout=60

このオプションはNagiosがイベントハンドラを実行完了するまでの時間を決定します。もしチェックがこの実行時間に達したらチェックは停止しCRITICAL状態が返されます。タイムアウトエラーはログに記録されます。

このオプションは実際にどんなことをしているのかしばしば混乱があります。これは最新のditchメカニズムで実行時間のマナーや間違った挙動のプラグインプロセスを殺すためにあります。この値を大きく(60秒だかそれ以上だか)にすれば、普通のイベントハンドラはこのタイムリミット内で普通は終わるでしょう。もしイベントハンドラがこのタイムリミットより長く動き続けたらNagiosはこのプロセスを暴走したプロセスと解釈して殺してしまうでしょう。

通知タイムアウト

書式: notification_timeout=<seconds>
例: notification_timeout=60

このオプションはNagiosが通知を実行完了するまでの時間を決定します。もし通知がこの実行時間に達したら通知は停止します。タイムアウトエラーはログに記録されます。

このオプションは実際にどんなことをしているのかしばしば混乱があります。これは最新のditchメカニズムで実行時間のマナーや間違った挙動のプラグインプロセスを殺すためにあります。この値を大きく(60秒だかそれ以上だか)にすれば、普通の通知はこのタイムリミット内で普通は終わるでしょう。も通知がこのタイムリミットより長く動き続けたらNagiosはこのプロセスを暴走したプロセスと解釈して殺してしまうでしょう。

追跡的強制サービス処理タイムアウト

書式: ocsp_timeout=<seconds>
例: ocsp_timeout=5

このオプションはNagiosがobsessive compulsive service processor コマンドを実行完了するまでの時間を決定します。もしチェックがこの実行時間に達したらチェックは停止しCRITICAL状態が返されます。タイムアウトエラーはログに記録されます。

追跡的強制ホスト処理タイムアウト

書式: ochp_timeout=<seconds>
例: ochp_timeout=5

このオプションはNagiosがobsessive compulsive host processor コマンドを実行完了するまでの時間を決定します。もしチェックがこの実行時間に達したらチェックは停止しCRITICAL状態が返されます。タイムアウトエラーはログに記録されます。

パフォーマンスデータ処理コマンドタイムアウト

書式: perfdata_timeout=<seconds>
例: perfdata_timeout=5

このオプションはNagiosがホストパフォーマンスデータ処理コマンドもしくはサービスパフォーマンスデータ処理コマンドを実行完了するまでの時間を決定します。もしチェックがこの実行時間に達したらチェックは停止しCRITICAL状態が返されます。タイムアウトエラーはログに記録されます。

サービス追跡オプション

書式: obsess_over_services=<0/1>
例: obsess_over_services=1

この設定はNagiosが"obsess"overサービスチェックと定義した obsessive compulsive service processoコマンドを実行するかどうかを決めます。 Obsess overが妙なネーミングなのはよく分かっているが、この機能について私が考えられたネーミングはこれしかなかったのだ。 このオプションは分散監視のパフォーマンス向上に非常に使えます。分散監視を行っていないなら、このオプションは無効にしてください。

追跡的強制サービス処理コマンド

書式: ocsp_command=<command>
例: ocsp_command=obsessive_service_handler

このオプションはサービスチェック後に実行される、分散監視で非常に使えるコマンドを発行するかどうかを決定します。このコマンドはイベントハンドラもしくはnotificationコマンドを発行した後実行されます。このコマンドの引数はホスト設定ファイルで定義したコマンド定義のショートネームです。このコマンドのタイムアウトの値はocsp_timeoutで制御します。 分散監視に関する詳しい情報はここにあります。このコマンドはobsess_over_servicesがグローバルに有効になっていてさらにサービス定義の中でobsess_over_serviceディレクティブが有効になっている場合にのみ実行されます。

ホスト追跡オプション

書式: obsess_over_hosts=<0/1>
例: obsess_over_hosts=1

この設定はNagiosが"obsess"overホストチェックと定義した obsessive compulsive host processoコマンドを実行するかどうかを決めます。 Obsess overが妙なネーミングなのはよく分かっているが、この機能について私が考えられたネーミングはこれしかなかったのだ。このオプションは分散監視のパフォーマンス向上に非常に使えます。分散監視を行っていないなら、このオプションは無効にしてください。

追跡的強制ホスト処理コマンド

書式: ochp_command=<command>
例: ochp_command=obsessive_host_handler

このオプションはホストチェック後に実行される、分散監視で非常に使えるコマンドを発行するかどうかを決定します。このコマンドはイベントハンドラもしくはnotificationコマンドを発行した後実行されます。このコマンドの引数はホスト設定ファイルで定義したコマンド定義のショートネームです。このコマンドのタイムアウトの値はochp_timeoutで制御します。 分散監視に関する詳しい情報はここにあります。このコマンドはobsess_over_hostsがグローバルに有効になっていてさらにホスト定義の中でobsess_over_hostディレクティブが有効になっている場合にのみ実行されます。

パフォーマンスデータ処理オプション

書式: process_performance_data=<0/1>
例: process_performance_data=1

このオプションはNagiosがホスト・サービスチェックのパフォーマンスデータを処理するかどうか決定します。

ホストパフォーマンスデータ処理コマンド

書式: host_perfdata_command=<command>
例: host_perfdata_command=process-host-perfdata

このオプションはホストチェック後に実行される、ホストのパフォーマンスデータの為のコマンドを指定します。このコマンドははオブジェクト設定ファイルで定義したコマンド定義の略称を使用します。このコマンドはプロセスパフォーマンスデータがグローバルに有効になっていて、ホスト定義ファイルの中でprocess_perf_dataディレクティブが有効になっている場合にのみ実行されます。

サービスパフォーマンスデータ処理コマンド

書式: service_perfdata_command=<command>
例: service_perfdata_command=process-service-perfdata

このオプションはサービスチェック後に実行される、サービスのパフォーマンスデータの為のコマンドを指定します。このコマンドはオブジェクト設定ファイルで定義したコマンド定義の略称を使用します。このコマンドはプロセスパフォーマンスデータがグローバルに有効になっていて、サービス定義ファイルの中でprocess_perf_dataディレクティブが有効になっている場合にのみ実行されます。

ホストパフォーマンスデータファイル

書式: host_perfdata_file=<file_name>
例: host_perfdata_file=/usr/local/nagios/var/host-perfdata.dat

このオプションはホストチェック毎に書き出されるパフォーマンスデータのファイルを指定します。データはホストパフォーマンスデータファイルテンプレート オプションで指定された通りに書き込まれます。パフォーマンスデータはプロセスパフォーマンスデータオプションがグローバルに有効になっていて、さらにホスト定義の中でprocess_perf_dataディレクティブが有効になっている場合にのみ書き出されます。

サービスパフォーマンスデータファイル

書式: service_perfdata_file=<file_name>
例: service_perfdata_file=/usr/local/nagios/var/service-perfdata.dat

このオプションはサービスチェック毎に書き出されるパフォーマンスデータのファイルを指定します。データはサービスパフォーマンスデータファイルテンプレート オプションで指定された通りに書き込まれます。パフォーマンスデータはプロセスパフォーマンスデータオプションがグローバルに有効になっていて、さらにサービス定義の中でprocess_perf_dataディレクティブが有効になっている場合にのみ書き出されます。

ホストパフォーマンスデータファイルテンプレート

書式: host_perfdata_file_template=<template>
例: host_perfdata_file_template=[HOSTPERFDATA]\t$TIMET$\t$HOSTNAME$\t$HOSTEXECUTIONTIME$\t$HOSTOUTPUT$\t$HOSTPERFDATA$

このオプションは何のデータを(どのように)ホストパフォーマンスデータファイルに書き込むかを指定します。このテンプレートはマクロと特殊文字(\t タブ, \r キャリッジリターン, \n 改行)、プレーンテキストが利用できます。パフォーマンスデータファイルを書き出す度に自動的に改行されます。

サービスパフォーマンスデータファイルテンプレート

書式: service_perfdata_file_template=<template>
例: service_perfdata_file_template=[SERVICEPERFDATA]\t$TIMET$\t$HOSTNAME$\t$SERVICEDESC$\t$SERVICEEXECUTIONTIME$\t$SERVICELATENCY$\t$SERVICEOUTPUT$\t$SERVICEPERFDATA$

このオプションは何のデータを(どのように)サービスパフォーマンスデータファイルに書き込むかを指定します。このテンプレートはマクロと特殊文字(\t タブ, \r キャリッジリターン, \n 改行)、プレーンテキストが利用できます。

ホストパフォーマンスデータファイルモード

書式: host_perfdata_file_mode=<mode>
例: host_perfdata_file_mode=a

このオプションはホストパフォーマンスデータファイルを上書きモードか追加書き込みモードどちらでオープンするかを指定します。ファイルが名前付きパイプででも無いかぎり、デフォルトの追加書き込みモードを利用したいでしょう。

サービスパフォーマンスデータファイルモード

書式: service_perfdata_file_mode=<mode>
例: service_perfdata_file_mode=a

このオプションはサービスパフォーマンスデータファイルを上書きモードか追加書き込みモードどちらでオープンするかを指定します。ファイルが名前付きパイプででも無いかぎり、デフォルトの追加書き込みモードを利用したいでしょう。

ホストパフォーマンスデータファイル処理間隔

書式: host_perfdata_file_processing_interval=<seconds>
例: host_perfdata_file_processing_interval=0

このオプションで、ホストパフォーマンスデータ処理コマンドを使用する事でホストパフォーマンスデータファイルに書き出す間隔を(秒単位で)指定します。0はパフォーマンスデータファイルが一定間隔を置かずに処理される事を示しています。

サービスパフォーマンスデータファイル処理間隔

書式: service_perfdata_file_processing_interval=<seconds>
例: service_perfdata_file_processing_interval=0

このオプションで、サービスパフォーマンスデータ処理コマンドを使用する事でサービスパフォーマンスデータファイルに書き出す間隔を(秒単位で)指定します。0はパフォーマンスデータファイルが一定間隔を置かずに処理される事を示しています。

ホストパフォーマンスデータファイル処理コマンド

書式: host_perfdata_file_processing_command=<command>
例: host_perfdata_file_processing_command=process-host-perfdata-file

このオプションで、ホストパフォーマンスデータファイルを処理するコマンドを指定します。このコマンドはオブジェクト設定ファイルで定義したコマンド定義の略称を使用します。コマンドを実行する間隔はホストパフォーマンスデータファイル処理間隔ディレクティブで指定します。

サービスパフォーマンスデータファイル処理コマンド

書式: service_perfdata_file_processing_command=<command>
例: service_perfdata_file_processing_command=process-service-perfdata-file

このオプションで、サービスパフォーマンスデータファイルを処理するコマンドを指定します。このコマンドはオブジェクト設定ファイルで定義したコマンド定義の略称を使用します。コマンドを実行する間隔はサービスパフォーマンスデータファイル処理間隔ディレクティブで指定します。

孤立サービスチェックオプション

書式: check_for_orphaned_services=<0/1>
例: check_for_orphaned_services=1

このオプションは孤立サービスチェックを有効にするか無効にするか設定します。孤立サービスチェックとは実行完了していてイベントキューから削除されているが、長い間その結果が帰ってきていないチェックのことを指します。 そのサービスの結果が帰ってこないと、新たにイベントキューにチェックが再スケジュールされることはありません。これはサービスチェックが停止してしまう結果になります。通常このケースは非常にレアで - おそらく他のユーザやプロセスが勝手にサービスチェックのプロセスを切ってしまったとかが考えられます。 もしこのオプションが有効でNagiosが結果の帰ってこない特定のサービスチェックを見つけると、エラーメッセージを出力してそのサービスチェックを再スケジュールします。もし、ずっと再スケジュールされていないサービスチェックを見つけたら、このオプションを有効にして孤立サービスに関するログメッセージを見てください。

サービスフレッシュネスチェックオプション

書式: check_service_freshness=<0/1>
例: check_service_freshness=0

このオプションはNagiosが定期的にサービスチェックの"フレッシュネス"をチェックするかどうか決定します。このオプションを有効にするとパッシブサービスチェックの実行時間的なマナーを確認するのに役立ちます。詳しい情報はここを見てください。

サービスフレッシュネスチェック間隔

書式: service_freshness_check_interval=<seconds>
例: service_freshness_check_interval=60

この設定はどれぐらいの頻度(秒)でNagiosが定期的にサービスチェックの結果の"フレッシュネス"をチェックするか決定します。 もしサービスフレッシュネスチェックを無効(check_service_freshness オプション)にしていたらこのオプションは意味をなしません。詳しい情報はここを見てください。

ホストフレッシュネスチェック

書式: check_host_freshness=<0/1>
例: check_host_freshness=0

この設定はどれぐらいの頻度(秒)でNagiosが定期的にホストチェックの結果の"フレッシュネス"をチェックするか決定します。 もしホストフレッシュネスチェックを無効(check_host_freshness オプション)にしていたらこのオプションは意味をなしません。詳しい情報はここを見てください。

ホストフレッシュネスチェック間隔

書式: host_freshness_check_interval=<seconds>
例: host_freshness_check_interval=60

この設定はどれぐらいの頻度(秒)でNagiosが定期的にホストチェックの結果の"フレッシュネス"をチェックするか決定します。 もしホストフレッシュネスチェックを無効(check_host_freshness オプション)にしていたらこのオプションは意味をなしません。詳しい情報はここを見てください。

日付の書式

書式: date_format=<option>
例: date_format=us

このオプションはウェブインタフェイスや日付/時刻のマクロで使用する日付/時刻の表示フォーマットを決めます。可能なオプション(とサンプル出力)は次の通り:

オプション出力フォーマットサンプル出力
usMM/DD/YYYY HH:MM:SS06/30/2002 03:15:00
euroDD/MM/YYYY HH:MM:SS30/06/2002 03:15:00
iso8601YYYY-MM-DD HH:MM:SS2002-06-30 03:15:00
strict-iso8601YYYY-MM-DDTHH:MM:SS2002-06-30T03:15:00

オブジェクト名の不正文字列

書式: illegal_object_name_chars=<chars...>
例: illegal_object_name_chars=`~!$%^&*"|'<>?,()=

このオプションはホスト名やサービス記述、オブジェクトの名前で使用してほしくない文字列を設定します。Nagiosはオブジェクト定義でほとんどの文字列が利用可能ですが、上のサンプルで表示している文字列は使わない方を推奨します。たぶんウェブインタフェイスや、通知コマンドなどで問題がでると思われるからです。

マクロ出力の不正文字列

書式: illegal_macro_output_chars=<chars...>
例: illegal_macro_output_chars=`~$^&"|'<>

このオプションは通知やイベントハンドラや他のコマンドで使う前のマクロの出力文字列の制限を設定します。これはサービスやホストチェックコマンドのマクロには影響しません。上の例のように使用したくない文字列を排除できますが、私はこれ以上いじらない方をお勧めします。 上の例のいくつかの文字列はシェルのインタプリタになっていたり(例:バッククオート)セキュリティ的な問題があるからです。以下のマクロの出力から取り除かれます:

$HOSTOUTPUT$, $HOSTPERFDATA$, $HOSTACKAUTHOR$, $HOSTACKCOMMENT$, $SERVICEOUTPUT$, $SERVICEPERFDATA$, $SERVICEACKAUTHOR$, and $SERVICEACKCOMMENT$

正規表現マッチオプション

書式: use_regexp_matching=<0/1>
例: use_regexp_matching=0

このオプションはオブジェクト定義における様々なディレクティブで正規表現マッチによる記述を利用可能とするか否かを指定します。これがどのように影響するかの詳細はここを参照してください。

完全正規表現マッチオプション

書式: use_true_regexp_matching=<0/1>
例: use_true_regexp_matching=0

このオプションはオブジェクト定義における様々なディレクティブで正規表現による記述を利用可能とするか否かを指定します。もしあなたが既に正規表現マッチオプションを使って様々なオブジェクトディレクティブの正規表現マッチを可能になっているなら、このオプションでオブジェクトディレクティブを正規表現として扱う事も指定できる。このオプションを無効(デフォルト)にすると、*または?などのワイルドカード文字を含んだ正規表現のみ機能します。このオプションを有効にすると、全ての有効なディレクティブは正規表現として扱われます。これを有効にする時は注意してください!これがどのように影響するかの詳細はここを参照してください。

管理者E-Mailアドレス

書式: admin_email=<email_address>
例: admin_email=root@localhost.localdomain

これはローカルの機器(例:Nagiosが動いている機器)の管理者のE-Mailアドレスを設定します。この値は$ADMINEMAIL$ マクロを使っている通知コマンドで使用されます。

管理者ページャ

書式: admin_pager=<pager_number_or_pager_email_gateway>
例: admin_pager=pageroot@localhost.localdomain

これはローカルの機器(例:Nagiosが動いている機器)の管理者のページャの番号(もしくはページャE-Mailゲートウェイ)を設定します。この値は$ADMINPAGER$ マクロを使っている通知コマンドで使用されます。