設定の概要
何の監視を始める前にもいくつかの設定ファイルを作成もしくは編集する必要があります。そのことについて以下に記述します・・・
メイン設定ファイル
メイン設定ファイル(通常は/usr/local/nagios/etc/nagios.cfg)はNagios自体の挙動に関するいくつかのディレクティブが含まれています。この設定ファイルはNagiosプロセスとCGIの両方に読み込まれます。このファイルをまず初めに作成もしくは編集します。
メイン設定ファイルに関するドキュメントはここにあります。
サンプルのメイン設定ファイルはバイナリをコンパイルする前のconfigure時に自動で生成されます。 Nagiosディストリビューションを解凍したディレクトリかインストールしたディレクトリの中のetc/サブディレクトリの中を見てください。 もしインストール時にmake install-configコマンドを発行していたら、サンプルの設定ファイルは設定ファイルのインストール先(通常は/usr/local/nagios/etc) にあるでしょう。メインの設定ファイルのデフォルトの名称はnagios.cfgです。
リソース設定ファイル
リソース設定ファイルはユーザ定義のマクロを格納しています。またリソースファイルは他の情報(データベースへの接続設定など)も同時に格納します。リソース設定ファイルの一番のポイントは最新の注意を払うべき設定情報が含まれているので、CGIから見えないようにする点です。
メインの設定ファイルにresource_fileディレクティブを記述することで、特定のファイル名を指定、または新たにリソース設定ファイルを追加することができます。
オブジェクト定義ファイル
オブジェクト定義ファイルはホスト、サービス、ホストグループ、コンタクト、コンタクトグループ、コマンドなどの定義に使用されます。ここには何をどのように監視するのかを定義します。
オブジェクト定義ファイルについてのドキュメントはここにあります。
CGI定義ファイル
CGI設定ファイル(通常は/usr/local/nagios/etc/cgi.cfg)は CGIの挙動に関する数々のディレクティブが含まれています。
CGI設定ファイルのドキュメントはここにあります。
サンプルとなるCGI設定ファイルはバイナリをコンパイルする前のconfigureスクリプト実行時に自動生成されます。make install-configを使ってサンプル設定ファイルをインストールする時、CGI設定ファイルはメイン設定ファイルとホスト設定ファイルと同じ場所(通常は /usr/local/nagios/etc)に配置されます。CGI設定ファイルのデフォルト名はcgi.cfgです。