Zlib パッケージは、各種プログラムから呼び出される、圧縮、伸張 (解凍) を行う関数を提供します。
まずパッケージ内のヘッダーファイルのタイポを修正します。
sed -i 's/ifdef _LARGEFILE64_SOURCE/ifndef _LARGEFILE64_SOURCE/' zlib.h
Zlib を生成する準備をします。
CFLAGS='-mstackrealign -fPIC -O3' ./configure --prefix=/usr
configure における環境変数の意味:
CFLAGS='-mstackrealign
-fPIC -O3'
CFLAGS を設定することで、デフォルトの最適化オプション指定を上書きします。 実行時エラーが発生する場合があるため、それを修正するものです。 -mstackrealign オプションは Intel アーキテクチャではないシステムではビルドに失敗するかもしれません。
パッケージをコンパイルします。
make
コンパイル結果をテストするには以下を実行します。
make check
パッケージをインストールします。
make install
共有ライブラリは /lib
に移す必要があります。 またそれに合わせて
/usr/lib
にある .so
ファイルを再生成する必要があります。
mv -v /usr/lib/libz.so.* /lib ln -sfv ../../lib/libz.so.1.2.5 /usr/lib/libz.so