グスタフ アテバルト卿:
歴史を見ても、時代の覇権は進んだ技術力を確保した勢力が常に保持したということがわかる。だから、私は以前からドワーフの「黒の金敷」ギルドをバックアップしているのだ。彼らの主な事業は、古代の巨人たちの科学を研究することなのだ。まだ実用化はされていないが、彼らは空を飛ぶ飛行機や制御可能な鋼鉄巨人...、ゴーレムと呼んでいたかな?とにかく、そんな変な装置を作り出したりするのだ。
その中でも私が特に力を貸してあげたバルタザールという者がいる。彼はドワーフ社会では、それ程認められていないが、本当はとても有能な職人なのだ。彼の研究がもうすぐ実を結ぶだろうと私は信じている。ところが、そのバルタザールが最近進めている研究に何か問題が生じて、私に助けを要請している。新型ゴーレムに関連することだと言っていたが...詳しいことは、私よりバルタザールに直接聞いてみたまえ。彼は今、猟師の村にいるはずだ。この手紙を持って、彼を訪ねて行くのだ。