パルメ:
(巫女は一部始終に耳を傾けつつも、まだ頭が痛いようで頭をかかえている)
ううっ、ううっ、
...
あ!今すべてを思い出しました。
本当にありがとうございます。
お話したいのは山々ですが、
ひとまずはここから抜け出した方がよさそうです。
わたくしは水竜に関するとある仕事がございますゆえ、誰も知らない秘密の場所に移動します。一刻を争うことでございますから。
わたくしを救ってくださった冒険者様にも秘密にせねばならないとは、誠に心苦しゅうございます。
それほどの重大事でございますゆえ...。
冒険者様を外に移動して差し上げます。
(突然巫女は手紙を書きなぐり始めた)
この手紙をカニスにお渡しくださいませ。
それでは外にまいりましょう。
(巫女は精神を集中するかのように、低い声で呪文を唱え始めた)
手紙を受け取って、巫女が呪文を完成させる時まで待つ