研究日誌:
第3期5月。
一体この天気はどうなっているんだ。どうしてこうも寒いのか?
いまいましいドワーフの奴に別れを告げ旅立ってから、はや1ヵ月。これまでの苦労を思うと今でも胸が痛むくらいだ。
辛うじて昔の巨人の研究棟であった場所までたどり着いた。数多くのゴーレムの死体が私を歓迎しているようだ。
大きな建物に沿って見て回ると、東の壁に小さな隙間があり、入ることができた。とりあえず、これで風が防げる。助かった~。
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