2.リリース準備
リリースのための準備をします。trunkをリリース・ブランチに分岐し、種種の確認を行い、リリースできる状態にします。
2-1.リリース・ブランチへの分岐
trunkを「release-1.0.x」などの名前でブランチにコピーします(リビジョン番号部分を「x」としていることに注意)。既にリリース・ブランチが作成されている場合、trunkから変更点をマージします。以下の作業はリリース・ブランチに対して行います。
2-2.svn:keywords ID
「/src」以下に再帰的に「svn:keywords ID」が設定されていることを確認します。バイナリ・ファイルには設定しないように注意します。
2-3.コンパイル警告、Checkstyle警告、FindBugs警告
Eclipseでビルドし、警告の有無を確認します。基本的に全ての警告を除去すべきですが、場合によっては意図的に無視することもあります。
2-4.TODOコメント
TODOコメントの有無を確認します。基本的には全てのTODOを解消すべきですが、次バージョンのためのコメントなど、場合によっては意図的に無視することもあります。
2-5.バージョン番号
「pom.xml」の「/project/version」、「/project/properties/project.version」ノードの値を確認します。「-SNAPSHOT」を除去します。
2-6.nsiファイル
インストール対象ファイルが漏れていないか確認します。「; REPLACE Start」から「; REPLACE End」の内容が確認対象です。
2-7.テスト
JUnitテストや手動テストを行います。
2-8.ビルド
「mvn clean site assembly:assembly」を実行し、成果物ファイルを生成します。
2-9.サイト・ドキュメント
誤字、脱字、リンク切れなどを確認します。
2-10.配布用アーカイブ
ファイルが正しく格納されていることを確認します。
2-11.インストール・モジュール
ファイルが正しくインストール、アンインストールされることを確認します。
2-12.修正
ここまでの作業でリリース・ブランチに修正を行った場合、trunkにマージします。