1.開発作業
filelockをリリースするための実装作業、及びドキュメントの作成作業を行います。
1-1.タスク定義
次のバージョン、もしくは将来のバージョンに向けたタスクを定義します。可能であればきちんとした設計書が存在すべきですが、そこまでのコストをかけたくない場合はBTSにTo-Doとしてタスクを登録するだけでも問題は無いと思われます。とにかく、行うべき作業、ひいては実装すべき機能を目に見えるように定義することが重要です。
1-2.バージョン定義
次のバージョン番号を定義し、そのバージョンで実装する内容を選定します。実装する内容は、具体的には1-1で定義したタスクになります。バージョン番号は、「pom.xml」の「/project/version」、「/project/properties/project.version」ノードを確認します。開発中は「-SNAPSHOT」付にすることに注意してください。
1-3.実装作業
ファイルを作成、編集し、機能を実装します。また、ドキュメントを作成します。
気にすべき事柄を以下に示します。
- ファイルのコミット
- コミットはなるべく意味のある変更を1度で行うべきです。例えば、「xxx機能を実装」するために複数回のコミットでファイルを編集するのではなく、1度のコミットで実装すべきです。作業が大掛かりで複数回のコミットに分かれる場合、ブランチを活用すべきです。
- バージョン番号
- ソースコードやドキュメントにバージョン番号を記述する必要がある場合、「1.0.0」と記述することで、ビルド時にバージョン番号に置換することができます。これはmaven-antrun-pluginで行っています。置換対象のファイルなど、「pom.xml」を確認してください。
- 国際化
- ソースコード、ドキュメント共に国際化を意識してください。少なくとも日本語と英語は意識してください。ソースコードの場合は文言をpropertiesに外部化するとロケーションごとに文言を自動的に変更することができます。ドキュメントの場合はMavenの説明を参照してください。